#30 BRUTUSの記事-コンセプトのある人生

札幌ははっきりしない天気が続きます。
 
今日はどんなことをやってみようか。 
 
そんなことを考えながら
人生を送りたいですね。
 
今回はそういうことに関する話。


************************************


午前0時過ぎ。

暗くなった札幌市内を
自転車で進みます。
 
霧雨が気持ち良い。
 
練習で火照った体を
クールダウンさせるにはちょうど良いです。

JRの車内で、
最近見た『BRUTUS』(マガジンハウス)
の記事について考えてみました。


20時44分発、
札幌発小樽行き快速。

小樽に練習に行く時にいつも乗る列車。
 
いつも混んでいます。

乗車口の付近に溜まる人々に混じって、
自分もその付近の
さらに隅の方に立ちます。
 
空気が薄い。
 
外が寒くても、
車内に入るといつも暑くなってきます。
 

1,2,3,,,全部で9人。
自分も含めてこの空間に。
 
 
家族でしょうか。

おじいちゃんとおばあちゃんと、
その娘とさらにその娘と思しき女性。
 
大きな荷物を脇に置き、
暑いね暑いね、
と言い合っています。
 
 
雑誌を読み、
コンビニのビニール袋に入れたまま、
缶ビールを飲んでいるスーツ姿の男性。
 

飲みにくくないのかな~
袋から出せば良いのにな~


なんてことを思いながら、
ハワイで紙袋に缶ビールを入れて
飲んでいたおじいちゃんを思い出しました。


ハワイでは、
外で酒を飲むことは、処罰の対象らしいのです。
だから、隠してこっそりと。


自分と同年代でしょう。

キャップを目深にかぶり、
i-podで別の世界とつながっています。
 

持っていないから、
ちょっと羨ましい。
 
あとの2人は、
良く見えない位置にいるから、
良く分かりません。


もしもこの9人で何かやるとしたら・・・

9人だから野球?
いやいやベタ過ぎ。


Diversityみたく、
ダンスユニットを結成する?
 
これは有りかな。


もしも、この車両だけ、
何かの拍子にぶっ飛んで、
この9人で力を合わせて
生きていかないといけなくなったとしたら・・・


誰かがリーダーになって、
誰かがサブリーダーのような位置になって、
それぞれの役割を決定して、
それぞれの能力を出し合っていって、
ごはん作って、寝るスペースを確保して、
この先どうしようかと知恵出し合って・・・
 
 
勝手にそんなことを考えてみます。


10分くらいで手稲駅に到着。

9人のうち6人も降りてしまいました。
 

キャップのお兄さんは
まだ同じ位置に残っています。
 
この人も、自分と同じことを考えていて、
こっちを向いて目を合わせて"ニヤッ"とか されたら・・・

"分かってるで"みたいなサインを送られたら・・・
なんて考えると気持ち悪くなってきました。
 

この辺にしとこ。


そうそう、『BRUTUS』です。
 

今出ているやつ。
7月1日号。
 

お茶の特集らしく、
表紙にはティーカップの中に
"スマイル"を再現した
かわいらしい写真が載っていて、
立ち寄ったコンビニで思わず手にとって見ました。


他メディアでやっている

「行きたいところに行ってみる」

という企画のことが載っていました。

ラーメンズという
2人組の片桐仁さんという人。
 

鯉のぼり工場や、
手書きの映画看板の制作現場とかに
行っているらしいです。

 
とてもおもしろそう。
 

そういう所に行けるということもそうだけど、
何かをテーマにしてそれに乗っかっている、
というところ。


「行きたいところに行ってみる」

と言っても、
そんなに行きたい所だらけじゃないはず。

というか、

「どこ行きたいですか?」

と言われても、
う~ん・・・ってなって、
すぐには出てこないと思う。
 

それを、「行きたいところに行ってみる」ことにする。

無理やりにでも。
 
そしたら、

「自分が行きたいところってどこなんだろう?」

と考えることになるから、
いろいろ候補が挙がってくるはず。
 

そうやってたくさん挙げていったら、
その特徴で分類できるようになる。
 

そしたら、

「いろんな制約を取っ払った上で
自分が行きたいと思っているところは、
こういう所が多いんだな~」

という風に、
自分を知る材料が1つ増えることになる。
 
そんな効用があると思います。


何かをコンセプトにして何かを始めてみる。
 
こんなことをしてみたいと思います。
 
 
例えば、

1週間毎日映画を3作見てみて
それについてのコメントを書いてみるとか、

1ヶ月間自転車を使わないとか、

1ヶ月で油絵を描いてみるとか、

1ヶ月間コンビニに行かないとか、

毎回のレッスンで必ず1回、
四字熟語を使って説明するとか、

今度のパーティーのデモンストレーションで使う曲は、
5曲を編集して1曲にしたものを使うとか、

人指し指に「今一番覚えておきたいこと」
(例えば、仕事の案件とか、覚えたい単語とか、人に話したいトピックとか)
をくっつけて、
人指し指を見るたびに思い出すことにするとか・・・


期間限定で良いから、

「〇〇ということにしてみる」

といった、
ルールみたいなものを自分に課してみて、
それに乗っかって生きてみるというのも
おもしろいかもしれないですね。


何のために?


こういう疑問に答えられるような
試みじゃないです。
 

あえて言うなら、
おもしろそうだから、というくらいでしょう。


何かの役に立つかも知れないし、
役に立たないかもしれない。


ちなみに、以前、

「1週間コンビニに入らない」

というのをやってみたけど、
5日で終了。
 

コンビニにかなり依存した生活をしていたことを
肌を持って自覚する経験になった・・・
 
ような気がします。 

 
他には、今続けているこのブログ。
 
始めてそろそろ1ヶ月が経ちますが、
けっこうおもしろくやれています。


今やっていることは、
世界に転がっているテキスト
(出来事、ニュース、天気、会話、本、景色・・・)
の解説でもなければ、
批評でもありません。
(自分はそのつもり・・・)


「この人は、こういう経緯で、この考えにいたったのだ・・・」

というような説明や、

「この部分のこの書き方、
この出来事に対する評価の視点が秀逸だ!
これまでの同類の作品に見られなかった新規性だ!
一方、こういう部分への言及に乏しい・・・」

というような書評でもありません。


自分ならどうか、
自分ならどう考えるか、
自分の場合はどう当てはまりそうか。
 

そんな「自分語り」のようなことを
していると思っています。
 

だから、

半分は自分の内面の整理のため。
自分を知るため。
 

もう半分は、どこかの部分で誰かと感覚を共有するため。
人とつながるため。


自分の書いたもの、
自分が披露した踊り、
主催したイベント、
幹事になった飲み会。
 

それらが自分にとって
一番おもしろいと思えるようになりたいと思います。
 
今はまだ思わない。
思えない。
 
だから成長の余地もあるということにして。

 
そんなことをしていきたい
と思っています。

 
こんなことを考える自分は、
相当ヒマなんでしょう。

でも、そんなヒマを持ち続けたいと思います。

 今日はこの辺でzzz

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://ainoue.net/mt/mt-tb.cgi/30

コメントする

ウェブページ

アーカイブ

アイテム

  • P1040776.JPG
  • P1040630.JPG
  • P1040774.JPG
  • books.jpeg
  • P1040062.JPG
  • P1040639.JPG
  • 51IDakozVnL._SS400_.jpg
  • 517rp-clXkL._SS500_.jpg
  • 51kMcQCOAPL._SS500_.jpg
  • P1040038.JPG

2011年4月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30