昨日、
札幌は雨でした。
静かな雨にほこりを落とされた緑の木々が、
その色の濃さを際立たせています。
風が穏やかで、
垂直に落下する雨滴が、
中空に幾筋もの線を引いています。
強くなったり弱くなったりせず、
終始同じ調子で降っている。
「しとしと」と形容するにふさわしい、
雨降りの穏やかな午後です。
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社交ダンスの教師は、
スタジオの経営者であろうが、
従業員であろうが、
基本的には個人事業主。
自営業者。
一定のロィヤリティーは引かれても、
労働した分の対価は公正に個人に還ってくる
(ことになっています)。
ぼくは一従業員ですが、
個人事業主。
確定申告もして、
払う税金の額も自分で計算しています。
お客さんは、
スタジオという場所を
気に入ってくれている人もいるだろうけど、
そこにある「ぼく」というブランドを気に入って、
通ってくれている人もいると思います。
だから、
ぼくは、
「自分」というブランドのオーナーでもあるし、
それをどうマネジメントして
事業を展開していくかを任されている、
社長であるとも言えます。
自分は経営者。
「自分」というブランドの。
自分を商品と考えることに気持ち悪さも感じるけど、
それはひとまず頭の片隅に置いておいて。
では。
自分を会社に見立てるとしたら。
①理念
②事業
③方法
こんな所を
気にする必要があるようです。
①理念は、理想とか、目的とかと同じようなもの。
「自分」というブランドを使って、何をしたいのか。
世の中に対して、どんなメッセージを打ち出したいのか。
何かに問題意識を持っていて、それに対してどんな解決策を提示したいのか。
そういうことを考える必要がある。
ということです。
「自分」というブランドだから、
自分の人生に重ねたものを設定できます。
例えば、
「自分の踊りを通して、見る人に感動を与えたい。」
と思っていたとしたら、
それが会社の理念になる。
目的になる。
ぼくは、情報の発信者になりたいと思っています。
それが、会社運営の理念。
次。
②事業には、どんなものが考えられるでしょうか。
今の自分には、
「社交ダンスを見せること」
と
「社交ダンスを教えること」
しかありません。
それが現在の事業内容。
他にも、
「文章を書く」とか「人と話す」ということも事業内容に入れたいけど、
お金になっていないから試作段階ということにしておきます・・・
新事業になりそうかな~といったレベル。
他にも新事業になりそうな種を育てていきたいです。
③方法。
ん~。
これは具体的には良く分かりません。
では。
典型的な社交ダンス教師の①②③は。
①理念
(競技選手として)
「パートナーと長期的な協力関係を保って、
まずは北海道を代表する選手になって、
次に日本を代表する選手になって、
最後には世界の頂点に立つ選手になること。
そして、引退後には、北海道、日本、世界の頂点を狙う
後進の育成に対して責任ある立場に就き、
社交ダンス界の社会的地位向上や社会への
ますますの浸透に向けて、先陣を切って主導する立場に立つこと。」
(インストラクターとして)
「習いに来てくれる生徒さんに、
自分と踊ることを通して幸せを感じてもらうこと。」
②事業
(競技選手として)
ⅰ.競技会への出場(そこで得られる賞金や、好成績による販促)
ⅱ.選手会主催のイベントへのお客さんの動員
ⅲ.他教室のパーティーへのゲスト出演
ⅳ.講習会での講師
ⅴ.衣装のレンタルや売却
(インストラクターとして)
ⅰ.個人レッスン
ⅱ.グループレッスン(サークル)
ⅲ.パーティーの主催
ⅳ.講習会での講師
ⅴ.デモンストレーションへの動員(それに対する謝礼)
③方法
(競技選手として)
ⅰ.良好なパートナーシップを築く
ⅱ.体調管理を念入りにして、競技会の欠場を未然に防ぐ
ⅲ.ゲスト依頼が来るように、名前を売る
ⅳ.衣装の管理を丁寧にして、商品としての価値を高く維持する
ⅴ.良質な練習を継続的に行う
ⅵ.レッスンをたくさん受ける
(インストラクターとして)
ⅰ."社交ダンス教師"というイメージ作りのために、服装、髪型を研究する
ⅱ.また通ってもらうための、教え方の工夫をする
ⅲ.自分の技術、お客さんの技術を高めて、
デモンストレーションに出てもらうように営業する
こんなところでしょうか。
自分というブランドには、
何が理想として設定されていて、
現在、
何が事業として行われているのか。
こうやって整理してみて、
「そのためには...」「そのためには...」というふうに、
具体的な行動に移せるレベルまで次元を下ろしていく。
そういったことを再確認してみることは、
大切なことだと思います。
そろそろこのブログも引越しの予定。
今回はこの辺でzzz
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