《紳竜の研究。アマゾンでお取り寄せ♩》
"お笑いの世界"と"社交ダンスの世界"は、似ているところが多い。
『紳竜の研究』というDVDを観た。
島田紳助と松本竜介。
彼らの漫才やドキュメントなんかが収められた2枚組みのDVD。
ネットで見つけて思わず即買い。
即買いしたくせに、届いてから1ヶ月くらい放置。
昨日ようやく観た。
何かを期待して買っただけあって、思うところがいくつかあった。
自分の今いる社交ダンスの世界に引き付けて考えてみた。
特に島田紳助が2007年3月にNSCで開いた講義が収められた1枚から。
これからヒントを得て、"お笑いの世界"と"社交ダンスの世界"を見比べてみた。
両者の共通点、相違点をざっくりと言うと、
【共通点】
①2人で1ブランド
②サクセスモデル
③売れるための公式
【相違点】
①相方(パートナー)選びの基準
②活動の舞台
こんなところだと思う。
そんな発見。
順番に確認してみる。
まず、【共通点】から。
お笑いも社交ダンスも基本的に2人でする仕事という点で同じ。
喜びも悲しみも、好評価も酷評も2人に対するものとして受け止める。
仕事に対するそんな態度。
ひとまず、「今の時代の」サクセスモデルという点で言うと。
お笑いも社交ダンスも、目標は、コンビ(カップル)として名前を売って仕事を増やすという点。
若手の頃(現役選手時代)は、出来るだけたくさん人前でネタ(踊り)を披露して名前を売って、M1なんかのコンテスト(ダンスの競技会)で良い成績を収める。
そうこうするうちに収入を増やし、自分達が司会の番組を何本も持つ(自分達のスタジオを開く)。
そして、M1で審査される側から審査する側に回り(選手からビッグコンペでの審査員に転身し)、行く行くは芸能界(ダンス界)の重役に鎮座し、大きな組織の意思決定に関わる地位に就く。
ステレオタイプ的だけど、だいたい共通したサクセスモデルが描かれているはず。
③売れるための公式
笑い(ダンス)の内容や取り組み方が、自分に似ている人、自分が好きな人、自分がやりたいことをやっている人、自分がおもしろいと思うことをやっている人、それで世に出ている人、そんな人達を何人か見つけて、いくつかのパターンを見出すこと。
それを今の時代だけではなくて、過去の人達についても調べてみる。そして、自分のツボに合う人達が、自分のこれから歩もうとする道の先駆けとして、どんな経緯をたどったのかを調べていくこと。それが1つ。
それとは別に、世の中の需要を調べていくこと。
時代が求めるものは刻々と変化しているから、それを常に調べておくこと。
島田紳助は、『紳竜の研究』の中で、「XとYの分析」という言葉でこの公式について語っていた。
前者がXで、後者がY。
名を上げるための公式は、お笑いも社交ダンスも同じ。
自分のしたいことを分析する(X)。
そして、それを世の中の需要に合わせた形に変化させていく(Y)。
おもしろいネタを作るためにも、競技会で勝っていくためにも、スタジオにたくさん生徒さんを呼び込むためにも、その2つの活動が必要。
自分がおもしろいと思って、研究して作り上げたものでも、時代の要請に沿わなければ芽が出ない。逆に、偶然に時流に乗って名を馳せたとしても、自分が進みたい方向性が研究されていなければ発展しない。
島田紳助から、そういうことを教わった。
お笑いと社交ダンスの【共通点】は、こんなところかな。
続きは次回に...
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