≪初秋の北海道の海。波が高くて風が強く。久々に大自然の息吹を感じました。≫
昨日は休日。
温泉に行ってきました。
改修されていたために、
以前来た場所とは違う所へ来たような気分になりながら、中へ。
ここも、おじいちゃん、おばあちゃんが多いんだなー。
そんなことを思いながら、
ゆったりとお湯につかりました。
たゆたう湯面に黒く伸びた窓枠がとけ込み、
海底で揺れる昆布のようにゆらゆらと。
その姿を変形させて。
あ、子どももいました。
まるで、プールに入りにいくように、
ゴーグルを額にのせて、手には水鉄砲。
兄弟と思しき2人の男の子が、
元気よく浴場に走っていきました。
出た後で良かった~。
子ども、水鉄砲。
で、思い出しました。
『よつばと!』
という漫画。
"よつば"という女の子が、
周囲の大人達や子ども達と何やかんややる、
という内容です。
小さな女の子の平凡な日常を描いた、
派手なことが全然ない地味な内容ですが、
ぼくは好きです。
出てくる大人が、
みんなごろごろしててうらやましいです。
その"よつばと!"の中で、
よつばが、水鉄砲を手に、
周りの大人達を"殺して"いくという回があり、
それを思い出しました。
ぼくは漫画が好きです。
よく読みます。
今回はひと休みということで、
ベスト3を勝手に。
別に順位は何でも良いので、
順番にご紹介します。
1つ目。
『JOJOシリーズ』(荒木飛呂彦)
これは外せません。
JOJOというあだ名の主人公を中心に、
壮大な物語を紡ぎ上げる作品です。
ストーリーの進み方や、登場人物の魅力もさることながら、
効果音の表現がかなりすごいと思います。
緊迫感あふれるにらみ合いの場面に流れる、「ゴゴゴゴ・・・」という音。
何かおどろおどろしいものが出てきそうな場面に流れる、「パウロ~ゥ・・・」という音。
吹き出しに描かれた台詞よりも、
そっちに注目してしまいます。
2つ目。
『不思議な少年』(山下和美)
これも大好きです。
時空を統べる不思議な少年が、
いろんな時代、いろんな地域、いろんな人のところに現れて、
人間観察するというお話。
観察しながらも、人間と会話し、時には、その時代にとけ込み、
自身も「人間って何だ?」と苦悩しながら、
1つの結末を見届けるというお話。
話の中身はもちろんですが、
絵の美しさに惹かれます。
3つ目。
『シュマリ』(手塚治虫)
男と女の話です。
日本政府が北海道開拓を推し進める明治初期の時代。
シュマリという男が、現地のアイヌの人々と交流し、
押し寄せてくる、政府や商業資本によるアイヌの人々への
弾圧、資源収奪の流れに抗うという背景のお話。
"シュマリ"とは、
アイヌの言葉で"キツネ"のことだそうです。
わくわくしながら何度も読み返しました。
以上3冊です。
おすすめです。
おもしろいです。
今回は、おもしろい漫画の紹介でした。
次回からは、
"論理"と"情緒"について、
中沢新一さんの『芸術人類学』『対称性人類学』というテキストを参考に、
何かを書いていきたいと思います。
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