#116 ちょっとひと休み2-海・温泉・漫画

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≪初秋の北海道の海。波が高くて風が強く。久々に大自然の息吹を感じました。≫

昨日は休日。

温泉に行ってきました。


改修されていたために、

以前来た場所とは違う所へ来たような気分になりながら、中へ。


ここも、おじいちゃん、おばあちゃんが多いんだなー。


そんなことを思いながら、

ゆったりとお湯につかりました。


たゆたう湯面に黒く伸びた窓枠がとけ込み、

海底で揺れる昆布のようにゆらゆらと。

その姿を変形させて。

 

あ、子どももいました。

 

まるで、プールに入りにいくように、

ゴーグルを額にのせて、手には水鉄砲。

 

兄弟と思しき2人の男の子が、

元気よく浴場に走っていきました。


出た後で良かった~。


子ども、水鉄砲。


で、思い出しました。


                                『よつばと!


という漫画。


"よつば"という女の子が、

周囲の大人達や子ども達と何やかんややる、

という内容です。


小さな女の子の平凡な日常を描いた、

派手なことが全然ない地味な内容ですが、

ぼくは好きです。


出てくる大人が、

みんなごろごろしててうらやましいです。

 

その"よつばと!"の中で、

よつばが、水鉄砲を手に、

周りの大人達を"殺して"いくという回があり、

それを思い出しました。


ぼくは漫画が好きです。

よく読みます。


今回はひと休みということで、

ベスト3を勝手に。

 

別に順位は何でも良いので、

順番にご紹介します。


1つ目。

 

           『JOJOシリーズ』(荒木飛呂彦)


これは外せません。

JOJOというあだ名の主人公を中心に、

壮大な物語を紡ぎ上げる作品です。


ストーリーの進み方や、登場人物の魅力もさることながら、

効果音の表現がかなりすごいと思います。

 

緊迫感あふれるにらみ合いの場面に流れる、「ゴゴゴゴ・・・」という音。

何かおどろおどろしいものが出てきそうな場面に流れる、「パウロ~ゥ・・・」という音。 


吹き出しに描かれた台詞よりも、

そっちに注目してしまいます。


2つ目。


         『不思議な少年』(山下和美)


これも大好きです。

 

時空を統べる不思議な少年が、

いろんな時代、いろんな地域、いろんな人のところに現れて、

人間観察するというお話。


観察しながらも、人間と会話し、時には、その時代にとけ込み、

自身も「人間って何だ?」と苦悩しながら、

1つの結末を見届けるというお話。



話の中身はもちろんですが、

絵の美しさに惹かれます。


3つ目。


        『シュマリ』(手塚治虫)

 

男と女の話です。

 

日本政府が北海道開拓を推し進める明治初期の時代。

 

シュマリという男が、現地のアイヌの人々と交流し、

押し寄せてくる、政府や商業資本によるアイヌの人々への

弾圧、資源収奪の流れに抗うという背景のお話。

 

"シュマリ"とは、

アイヌの言葉で"キツネ"のことだそうです。

 

わくわくしながら何度も読み返しました。


以上3冊です。

おすすめです。

おもしろいです。

 

今回は、おもしろい漫画の紹介でした。


次回からは、


"論理"と"情緒"について、

中沢新一さんの『芸術人類学』『対称性人類学』というテキストを参考に、

何かを書いていきたいと思います。


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