#111 "信念"と"臨機応変"-2つの価値観1

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≪ちょっと見上げて撮った写真です。葉っぱの間から漏れてくる陽光が美しい。≫

2日間お休み。
お酒の飲みすぎで少しだるめ。
ちょっと距離を置こうと思います。
  
札幌は、夜はすっかり涼しくなりました。
Tシャツだけでは寒いので、UNIQROで買ったオレンジ色のパーカーを上に羽織り。

 でも、昼間は結構暖かく。

 これを残暑と呼んで良いんだろうか。
 今も続く"夏"に対して、どういう態度をとって良いのか決めきれずにいます。

 昼間は暑いので、Tシャツ1枚で。
 でも、夜は寒いので帰る時用に上着を鞄に入れて。
 臨機応変に対応します。

 今回からは、新シリーズ。
 「2つの価値観」というシリーズで書いていきたいと思います。

 では。

 **********************************

 ここに2つの言葉がある。
 行動指針というか、価値観というか。

 「信念を持つ」と「臨機応変に対応する」。

 とてもポピュラーな言葉。

 きっと誰もがその響きに魅了される言葉だと思う。
 自分もそう。
 "これは譲れない!"というこだわりも持ちたいし、いろんな物事に対して、のびのびと柔軟に対応したいと思う。

 でも。

 この2つは、論理的に矛盾しないだろうか。
 矛盾する場合がないだろうか。
 みんなは、自分は、その時の折り合いを、どうつけているんだろうか。

 無意識に使い分けているんだろうけど、もう少し考えてみたい。

 まず、どういう所に"矛盾"を感じるかと言うと。

 例えば、
 
「自分はどんな場合でも〇〇の行動をする!それを信念に生きるのだ!」と決意したとしても、「この場合は、いつもと違って△△な行動をとった方が良い。」という場面に出合うことがある。

 こういう場合。
 生きていたら、そんなことはよくある。
 ここで、"信念"と"臨機応変"は衝突する。

 "信念を持つ"ということは、自分の中に基準を作って、それに反しない行動を心掛けるという、とても自制的な態度。
 違う言い方をすると、"普遍的な態度をとる"ということ。

 硬直的な態度に至る危険性があって、それが"臨機応変"とぶつかる原因になる。
 「いつ、いかなる時も、誰が周りにいても、どんな場面であっても、同じ行動をとらなければならない。」的な態度。

 一方。

 "臨機応変に対応する"ということは、マニュアルを作らず、その場その場の状況に応じて、最適な行動を選択するという、瞬発力が求められる態度。
 違う言い方をすると、"刹那的な態度をとる"ということ。

 安定感に欠ける危険性があって、それが前者とぶつかる原因になる。
 「何が起こるかなんて分からない。既に起こった似たような現象の検証はできるけど、それはこれから起こることとは似て非なる現象。対応を考えるのはその時その時で良い。」
という態度。

 
 次回は、これについて、日常の具体例に即してもう少し考えてみたいと思います。
 
 「little star」 も更新しました。
 どうそよろしくお願いします。

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