#129 閑話11－始めて続けるということ

昨日は久しぶりに再開しました。
この文章を。

この文章を始めて、もう5ヶ月近く経ちます。

　何かを始めること。
　それを続けること。

それを学んでいます。

別に誰に言われたわけでもないのに、何かを始めて、続ける。

ブログをしている人、何かの事業を始めて続けている人は、
みんなそういうことをしている人だと思います。

　おもしろそう。

そんなプリミティヴな理由から、ぽんっ！と境界を飛び越えて、開始する。
そして、続けていくうちに、後から、いろいろな理由を付加していく。

誰にとっても、何かを始めて続けるというのは、そういうことかもしれません。

　
これだ！と、直感で始める。

続けるうちに、「あの時の直感の源はこれだったのか。」と、
自分をドライブした情動の源に、名前を付けて、言葉を当てはめていく。

そうやって、後から、「こうこうこういう理由で、これを始めました。」
というふうに自分に対して、周囲に対して説明する。
　
本当は、始めた瞬間には、
そんなきれいな言葉で説明できるようなことは考えていなかったはずなのに。

自分の中にはあったかもしれないけど、
最初のうちは言葉にはなっていなかったはず。
適当な言葉が見つかっていなかったはず。

　理由は後付け。

そういうものかもしれません。

　だから。

最初から、完璧に計画立ててから、
準備は万端！さあ始めよう！、
というのは無理な話かもしれません。

　未来は誰にも分からない。

仮に、今の時点で、まことしやかな青写真を、
説得的に描いて見せたとしても、
それは、今の時点で、それを聞く人達（自分を含めて）を「安心させる」ためだけに
考え出されたフィクションなのかもしれません。

　本当に何でもやってみる。
　思ったことは。
　行動に移してみる。
　
この短い人生の中で、この行動原理は大きな指針です。

　何かを始める時、そこにあるものは。

ぐつぐつとしたマグマのような、
もやもやとした濃霧のような、
どろどろとした田んぼのような、
ぱちぱちとした天ぷら油のような、　
　
そんな、言葉にならない"何か"なんでしょう。

それに耳を澄ませるうちに、
そのもやもやが日に日に増幅してくるかもしれません。
逆に、しゅーっと、しぼんでいくかもしれません。

　いずれにしても、耳を澄ます。

全然消えてくれなさそうなら、それに従うしかない。
押し殺しても、ふたをしても、湧き上がってくるものなら。

それに従うしかない。

何かを始める時には、こういう、もやもやどろどろが必要なんでしょう。

　
自分にとって、この文章は、
もやもやどろどろの産物です。

だから。

自分の中にある、もやもやどろどろが尽きない限り、
終わらないと思います。

程度の差はあれ、ブログを書いたり、何かの事業をしている人の心には、
この、言葉では表せない"もやもや"があるんだと思います。

政治家が口にするような、
「わたくしは、〇〇のために･･･」という表現は、
2次的なものだと思います。

根源的な、言葉にしづらい情動を、いったん冷静に見つめなおして、
「あぁ、この感情は、言葉にするとこういうことなんだな。」
という作業を経て出来上がった、外向けの2次的な資料。
加工された情報。

それは、後から作成されたもの。

原初の爆発は、その言葉の前段階にある。

そういうことをようやく理解できるようになったと思います。

人生は常に勉強ですね。
　
何かを始めて、続ける。
その過程で、いろいろなことに出合う。

人生はその繰り返しのような気がします。　　

　
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　お知らせです♪
　
　【Daily Ino】のリニューアルを進めています。
　過去の記事から順に、見易くする工夫をしています。

　あと、今後の方針です。
　これまでは、基本的に自分の思ったことをつらつらと書いてきましたが、
　定期的に、

　1．人・本・映画・お店の紹介
　2．童話風の小話

　とかも、組み入れていきたいなと思っています。

　その方が、この文章の試みにも、バリエーションが増えて、おもしろくなるかなと。

今後ともよろしくお願いします♪