#139 複線レール

CIMG3937.JPG≪明石焼き。大好きです。薄めのおだしがふわふわの卵によく合います。よだれが...≫

今日も雪が、少し降りました。

まだまだ寒い日が続きます。


JR。

 

おおあさ駅発、さっぽろ駅行。 


先頭車両に乗りました。


運転士さんと同じ目線。

綿ゴミのようなふわふわの雪が舞っています。

 

目の前に開陳された、スコーンと続く2本のライン。

先方にあった線路を等速でたぐり寄せてくる。

引き寄せた鉄の棒が、足の下へと消えていく。

銀色に輝く、まっすぐなライン。

赤茶色の敷石とのコントラストが美しい。


たまに見る景色。

そう、たまに。


でも運転士さんにとっては日常の景色。

毎日見る景色。


それを仕事にするということは、その景色を日常にするということ。

それを毎日やるということ。


そういうことです。

 

駅員さんだったら、

毎日、同じアナウンスをして、同じように扉に駆け込んでくる乗客に注意をうながして。

 

服屋の店員さんだったら、 

毎日、同じようにお客さんに売り込んで。


ある程度、ルーティン化して何も考えずにできるようにしていないと、

そこに意味を求めすぎると、続けられなさそうです。


気がつけば、1本だったレールが4本に。

札幌に近付くにつれてレールも複線に。

 

隣に、その隣にも、またその隣にも。

同じ終着駅に向けて敷かれたレールが、並行しています。

 

1本のレールに乗っかって、そのまま死ぬまで進み続ける。

路線変更を繰り返し、死という終着駅に進み続ける。


どちらを好むかは人それぞれだし、置かれた状況にもよりますね。 

 

先頭車両に乗り、電車の進み方に自分の人生を同化させてみました。

 

今回はこの辺でzzz 

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