《神戸異人館。風見鶏の館。緑の向こうにそびえ立っています。》
こんな時に、自分に備わった属性はどんな光を放てるのか。
事態の終息のために、困っている人のために何ができるのか。
そんなことを考える日々が続きます。
相対的に安全な北海道という土地、
しかも津波の心配のない内陸にいるから言えることなのかもしれません。
その意味でこういう態度を偽善だと言う人もいるかもしれません。
それは仕方がない。
そう言われても。
だって。
内心は、そう言われてもおかしくないぐらいとても複雑だから。
どろどろしているから。
被災された方達に同情する反面、
大地震や放射能が自分達の所にまでやって来ないかと戦々恐々とする面もある。
それでも、
事態を鎮静化するために、
困っている人達のために自分は何ができるかと考える面もある。
そういった相反する気持ちが共存しているので。
利己心や博愛精神の話をしても堂々巡りになると思うので、
それはやめておいて。
それにしても、今の自分には何ができるのでしょうか。
今の自分の資源とは？
社交ダンス、農業経済学、人類学、文学？
非常事態に対して、それらをどう活かせるのか？
今、本当に困っている人達が求めているのは、
食べ物、水、毛布、服、風呂、電気、トイレ、家．．．といった、
生きるうえで欠かせない「もの」。
切迫した生存感覚が要求する物質でしょう。
では、そんな時に、
社交ダンス、人類学なんて言ったらどうなんでしょう。
何の役に立たないと言われるかもしれません。
「そんなもん、所詮は平和な時に暇なやつだけがやる道楽みたいなもんだろ。
そんなもんでどんな助けができるんだ。
そんなもんどうでも良いから、食べ物くれ。水くれ。」
と言われるかもしれません。
当然でしょう。
「そうですね。おっしゃる通り、社交ダンスとか人類学なんてただの道楽ですよね。ただ、僕には食べ物や水を現場まで運ぶノウハウがないので、募金したり、実際に活動している団体に物資を寄付したりするしかできません。それで間接的に支援させていただきます。」
と言って、引き下がるしかなさそうです。
でも、悔しいと思います。
上のように言うことで、
「やっぱりダンスとか文系の学問なんて非常時には何の役にも立たないよな。」
と言って、自らの属性を卑下したくないと思います。
本当に線の太い思想というのは、
「非常時にも役に立つ」ものだと思います。
こういう時に、役に立つ「知恵」を提示できるものだと思います。
社交ダンスや学問が、
平和な時に、金と暇にあかせた人達の専有物としての価値しか
持っていないのであれば、それは、かなり線の細いものだと思います。
とはいえ、
具体的に何をして良いのかはまだまだ分かっていませんが．．．
それを模索する日々が今後の人生でしょう。
久々の更新になりましたが、今後もちょくちょくと。
少しの報告ですが、
この4月から再び大学院生に。
北海道大学の大学院文学研究科、
博士後期課程の大学院生として再スタートです。
今後ともよろしくお願いします。
久しぶりです。
ブログの更新が途絶えていましたので心配して居りましたが、
お元気の様子何よりです。
東北地方の惨事は言葉で言い表れませんが、
一日も早い復興を願わずにはおれません。
日本人にはできる力があります。
一部他の国で見られるような略奪、暴動もなく、
被災者同士がおたがいに助け合っている姿を見るにつけ
日本人は素晴らしいなと感じます。
国民一人一人は、直接助けることができなくても、
それぞれができる範囲で支援をして行けば良いのではないでしょうか。
４月から大学院生ですか。
新たな門出を祝福し、ますますのご発展をお祈りいたします。
お久しぶりです！
連絡ありがとうございます。
本当に大変な事態ですね。
鳴り止まない余震は規模の大きいものですし、不安はまだまだ続きそうですね。
御地はいかがですか？くれぐれもお気をつけください。
札幌はたまに揺れますが、北関東に比べればたいしたことはないです。
こういう状況では、世も末の感が強く広く蔓延してしまいそうですが、
助け合いの場面を見たり聞いたりするにつけ、そうはさせない力も強く働いているんだなと心強く感じます。
4月からは大学院生です。
博士論文のテーマとしては、「社交」と「経済」で、分野としては「経済人類学」になると思います。
経済活動と言えば、機械的な契約処理といった「冷たい」人間関係がイメージされそうですが、
実はそうじゃない部分もあるんじゃないかと。
まさに今、日本中で行われているような助け合いとか、声のかけあいといった「人間同士の関係」も
「経済」という現象の根幹に大きく関わっているのではないか、
という問題意識をふくらましていきたいと思っています。
書いた物もその都度アッップしていければと思っています。
連絡ありがとうございました。そして、音信不通すみませんでした。
今後ともよろしくお願いします。
井上さん、お久しぶりです！
大学院おめでとうございます。
4月1日、お誕生日ですね☆
素敵な1年となりますように。
今度、メールします。
ありがとうございます！
本当にお久しぶりですね。
お元気でしたか？
僕は、何とか体調も崩さずに元気でやっていました。
誕生日を迎えるたびに、自分が成長しているのか衰えていっているのかよく分からなくなりますが、
蓄積した経験を活用して、なおかつ大胆さを失わないような人間になれれば、と思っています。
web上での活動が滞っていますが、できるだけ書ける時にアップしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします♪
お久しぶり。
というか初めてコメントしましたが誰かわかりますか？笑
いろいろ読ませてもらいましたが、社交ダンスの奥深さ、そしてそれに取り組んでいる方達の考えなど、僕が普段考えすらしない事や場面などに「なるほど～」と妙に納得してしまいました。
またちょくちょく来させてもらいますね！
お久しぶりです！
もちろん分かりますけど、まさかコメントしてもらえるとは（笑）。
最近は全然更新していませんが、社交ダンスの世界を通して考えられることは、
この世界に限らず、他の世界にも共通するところもたくさんあると思うので、
またいろいろ書いていきたいと思っています〜。
言い訳すると、今は他の勉強で手一杯でなかなかこっちに向き合えてません．．．
今後ともよろしくお願いします〜